「デジタルの力で人にやさしいまちの実現」に向けた取り組み
取り組み概要、現状のご紹介。
このプロセスについて
「デジタルの力で人にやさしいまちの実現」を目指して。
狛江市では、令和3年度に狛江市DX戦略を策定し、
「デジタルの力で人にやさしいまちの実現」に向けて取り組んできました。
令和5年度は国のデジタル田園都市国家構想交付金をいただき、
地域データ連携基盤(以下、「都市OS」)と基盤上に構築するサービスの整備などを通じた、
スマートシティ化に向けての動きを進めています。
このレポートでは、取り組みの概要と現状をご紹介させていただきます。
▼活動の背景・目的
現在の日本社会では、少子高齢化・核家族化によって子どもたちの孤立感が高まり続けています。
これは狛江市においても例外ではありません。
子どもと地域社会との希薄なつながりは、子どもたちの心身の健やかな発達を妨げたり、
児童虐待を誘発する要因となるリスクが増したりと、大きな課題となっています。
こうした全国的な社会課題に対して、狛江市ではデジタルの力を用いて、
すべての子ども・若者や子育てに関する切れ目ない支援を総合的に推進していこうと考えました。
様々なデータを集約し、活用しながら、地域内の方々と連携してサービスを提供することにより、
次世代のまちづくりの主役となる子どもへ成長投資する、子ども中心主義の取組みです。
▼目指す未来像
上記の目的を達成するため、この取組では以下3点の施策に注力しています。
1.地域コミュニティの活性化
住民の幸福感情や、生活環境の向上を意図して、市民共創でスマートシティ化を進めます。
市民が参画しやすい環境、仕組みを構築することで、多様な意見を市政に反映できるようになる未来を目指します。
そのうえで、共助型コミュニティの形成、生涯学習の促進によって、地域内の人々のつながりを創出していきます。
2.防災意識の向上
水害や地震などで危険な目に遭う市民が減少するよう、情報発信をアップデートします。
まずは日頃の発信です。平常時から防災の意識を高めることによって、発災時に適切な行動を取れるよう、
分かりやすい情報発信を継続していきます。
次に災害が迫っている時の連絡です。
情報を分かりやすく見える化して伝えることで、避難の判断を明確に支援します。
3.ゼロカーボンシティの実現
狛江市では令和3年にゼロカーボンシティを宣言し、
「豊かな環境をみんなで未来につなぐまち~水と緑の狛江~」の実現を目指しています。
再生エネルギーの利用や、CO2削減効果などのデータなどを見える化し、
多様な関係者が協働して目標に向き合える環境を構築していきます。
▼2023年度 取組みの紹介
活動の初年度となった2023年は、目指す未来の実現に向けて、大きく3つのアクションを実行しました。
1.住民参加を促す「スマートシティ・リビングラボシステム」を導入
スマートシティ推進の透明性や住民参加を促す、「スマートシティ・リビングラボシステム(Decidim)」を導入しました。
また、2回のアイデア共創ワークショップを開催し、狛江市の理想の未来を考え、
どのようなスマートシティ施策が住民のWell-Beingを高めるかをブレストしていただきました。
2.官民連携組織体「狛江スマートシティ・リビングラボ」を設立
2023年10月に一般社団法人「狛江まちみらいラボ」を10月に設立しました。
狛江まちみらいラボが主体となり、住民共創のプラットフォームを構築したり、
デジタル化を促進したりしながら、スマートシティ化に向けた整備を進めていきます。
3.「CivicTechコミュニティ」を設立
「デジタルとクリエイティブで都市を豊かに」をテーマに、
狛江市にご縁があるプログラマーやクリエイターがつながる機会を創出しました。
こうしたコミュニティがたくさんできることで、
市をより良くするための自発的なアクションが多数生まれていくことを期待しています。
〜連携パートナー募集!〜
狛江市では、「デジタルの力で人にやさしいまちの実現」に向けて、
様々な連携パートナーを募集しています。
スマートシティの実現を通じた、地域住民のWell-Being向上に携わってみたい方や、
自社のリソースを活かしてみたい方がいらしたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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